2018011604_01_1[1] 日本共産党の畑野君枝衆院議員、山添拓参院議員、しいば寿幸参院比例、浅野ふみ子千葉選挙区両予定候補、山崎よしさだ横芝光町議、党千葉県委員会は15日、成田空港の機能強化の問題について同県横芝光町で調査を行い、同役場で佐藤晴彦町長と懇談しました。(写真)懇談する(右端から手前に)山崎、浅野、山添、佐藤、畑野、しいばの各氏=15日、千葉県横芝光町

 懇談では、町側からは、空港会社の新たな第3滑走路建設計画で、同町が飛行ルートの真下に当たるため、騒音被害が増大すること、成田空港(NAA)からの周辺対策交付金や、空港用地にかかる固定資産税(同町はない)に地域間格差があることなどの問題点が出されました。また、騒音エリア内の騒音対策の線引きによって補償に差が出るなど町が分断されることや、飛行時間延長が狙われていること、さらに、それらの問題が人口流出につながりかねないなどの懸念が表明されました。

 各議員から「騒音や部品落下など、同計画には国にも責任がある」(畑野氏)、「騒音で家が建てられないことで将来、人が住み続けられなくなる。新たな負担になる」(山添氏)、「騒音で町壊しをして、補償問題で気持ちの分断が生じる」(浅野氏)などの意見が出されました。

 「成田空港から郷土とくらしを守る会」と地元住民らとの懇談では、住民から「町が壊される」「メリットが全くない」など不満の声が上がりました。

(2018年1月16日付 しんぶん赤旗より転載)