2017年3月7日

 

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(写真)獣医学部新設予定地を調査する畑野衆院議員(左から3人目)ら=5日、愛媛県今治市

 「第二の森友学園問題ではないか」と疑問が出ている学校法人加計(かけ)学園(岡山市)の岡山理科大学獣医学部新設問題をめぐり、日本共産党の畑野君枝衆院議員は5日夕、愛媛県今治(いまばり)市が約37億円の市有地を無償譲渡する予定地を現地調査しました。

 白川よう子衆院四国比例予定候補、大平よしのぶ衆院議員秘書、林紀子県委員長、田中克彦県議、一色一正衆院愛媛2区予定候補、松田澄子市議らが同行しました。

 文部科学省は「質の確保」を理由に獣医学部の新設を規制していましたが、安倍晋三首相の肝煎りで、わずか1年余で国家戦略特区として獣医学部新設を決定。しかも今治市は3日の市議会で、16・8ヘクタール、36億7400万円の市有地を加計学園に無償譲渡し、建設費の半分を上限に64億円を負担することまで決めました。

 松田市議は「無償譲渡や建設費の半分の負担など、金額が大きすぎる。生活に苦しんでいる市民にとっては、とても納得できるものではない」と述べました。

 畑野議員は「市民のみなさんから懸念の声が上がっており、獣医学部新設は安倍首相の下で国が決めたことでもあり、国会でも解明していきたい」と話しました。(「しんぶん赤旗」提供)