2017年2月25日

 全国の教職員や父母でつくる「ゆきとどいた教育をすすめる会」は24日、衆院第1議員会館で全国署名提出集会を開きました。「子どもたちの学び成長したいという願いを実現したい」と教育予算の拡充や教育無償化などを求め、638万5921人分の署名を国会議員に手渡しました。

 全国署名は、少人数学級の前進、「高校無償化」などを求めています。与野党8会派から衆参89人の国会議員が紹介議員になっています。
 主催者あいさつした全日本教職員組合(全教)の蟹澤昭三委員長は、安倍首相は今国会の施政方針演説で「誰もが希望すれば、進学できる環境を」とのべたと指摘。「しかし政治がそうした方向に向いていない。この署名は、全国の父母や子どもたちが願いを込めたものです。OECD(経済協力開発機構)諸国並みの教育予算に引き上げるべきです」と語りました。
 各地のとりくみ報告では、福島の代表が「まもなく震災から6年がたつ。子どもの貧困は深刻だ。給食費の無償化を実現したい」と発言。宮城の代表は「宮城では、野党統一候補として当選した桜井充さんも紹介議員になってくれた。勇気と元気をもらいました」と語りました。東京の代表は、障害児学校に教室の広さや教員の数などの基準(設置基準)がないことは問題だと強調しました。
 日本共産党から池内さおり、大平喜信、清水忠史、畑野君枝、畠山和也の各衆院議員、吉良よし子参院議員、民進党から升田世喜男、郡和子両衆院議員が参加し、連帯あいさつしました。
( 「しんぶん赤旗」提供)