川崎・高津革新懇 4党そろって出席

会場いっぱいの参加者に発言する畑野君枝議員

会場いっぱいの参加者に発言する畑野君枝議員=21日川崎市高津区

 川崎市高津区で21日、高津革新懇の主催で、中野晃一さん(上智大学教授)を招いた講演会が開かれました。野党4党の代表者がそろって出席し、引き続き野党共闘をすすめる立場を表明しました。
 中野氏は安倍政権による今の政治を許していては日本の未来はつくれないと指摘。政治への関心を広げ、野党の本気の共闘をすすめる必要があるとして「安倍政権を終わらせる可能性は見えている。野党共闘は前に進んでいくとの気持ちを強く持ち、外に届く言葉で語ろう」と呼びかけました。
 政党あいさつでは、日本共産党衆院議員の畑野君枝氏、民進党神奈川県第18区総支部長の三村和也氏、自由党の神奈川県第18区総支部長の樋高剛氏、社民党川崎市連合代表の大塚真一氏が登壇しました。
 畑野氏は、新潟県知事選の結果に触れ、「市民と野党が本気で協力すれば負ける選挙はない。市民と野党が結束し、戦争法の廃止、立憲主義を取り戻すたたかいをいっしょにすすめよう」と訴えました。
 三村氏は安保法制を廃止するための衆院選の最大のテーマは「野党共闘」だと表明しました。
 樋高氏は「野党が足を引っ張りあっている場合ではない。みなさんといっしょに、立憲主義、民主主義を取り戻す」と強調。大塚氏は、党内の会議で共闘の方針を確認してきたと報告しました。

2016年10月27日付けしんぶん赤旗 13面に掲載