畑野・池内両氏らと神奈川県懇談

小島課長(中央)と懇談する(左から)加藤、木佐木(1人おいて)畑野、池内の各氏=13日、神奈川県庁

小島課長(中央)と懇談する(左から)加藤、木佐木(1人おいて)畑野、池内の各氏=13日、神奈川県庁(撮影;南関東ブロック事務所)

 日本共産党の畑野君枝、池内さおり両衆院議員は13日、子どもの貧困問題に対する神奈川県の取り組みについて県と懇談しました。木佐木忠晶(ただまさ)、加藤なを子両県議が同席しました。
 県側からは小島厚子ども家庭課長が応対しました。
 小島課長は、▽1人親家庭を対象にアンケートを行い、回答した家庭の3割が公共料金を支払えないか滞納したなどの深刻な実態を把握した▽毎年夏に高校生が参加する「ハイスクール議会」につくられた子どもの貧困問題を議論する委員会で、高校生同士が貧困への理解を深め、高校生や県、NPOなどを交えた対策会議やフォーラムなどの開催を県に求めた―ことなどを紹介。
 自治体や国への要望とあわせて、当事者とともに問題への理解を広げる活動に取り組んでいると話しました。
 懇談では、取り組みがすすむ一方で、子どもの貧困への理解が広がりにくい実態が話題になりました。
 畑野氏は「高校生と担当者に学ぶことが大切だと思います」と指摘。池内氏は、理解を広げようと活動する高校生の姿に感動したと述べ、「力をあわせて子どもの貧困への理解を広げましょう」と語りました。

(しんぶん赤旗2016年10月19日(水)付け13面首都圏のページに掲載)