(提供 しんぶん赤旗 提供)

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日本共産党の高橋千鶴子、畑野君枝、堀内照文の各衆院議員、吉良よし子参院議員は25日、全労連役員とともに、政府が掲げる同一労働同一賃金、時間外労働規制のあり方にかかわって、衆院第2議員会館で内閣府、厚生労働省から聞き取りをし、要請しました。

 内閣府の担当者は、同一企業内の同一労働同一賃金にむけて検討しているとのべ、正社員の賃金を下げて、非正規雇用の賃金にあわせるものではなく、非正規雇用の待遇改善をめざすものだと説明しました。厚労省の担当者は、時間外労働規制のあり方の検討と、監督指導の強化について説明しました。

 高橋氏らは、残業時間の上限規制を検討しているのなら、今出されている「残業代ゼロ」法案を撤回して出し直すべきだと強調しました。

 全労連の井上久事務局長は「同一労働同一賃金といわれたからには何を変えるのか。明確にすべきだ」と指摘。野村幸裕副議長は、「限定正社員」の勤務条件を格差の合理的な根拠とされれば、低賃金が固定化されかねないと懸念を語りました。

 聞き取り後、出席した議員と全労連役員は、労働法制改善にむけた国会内外のたたかいについて懇談しました。

2016年4月26日(火)しんぶん赤旗