衆院予算委 畑野議員が求める

質問する畑野議員=2月25日、衆院予算委

質問する畑野議員=2月25日、衆院予算委

 日本共産党の畑野君枝議員はこのほど、衆院予算委員会分科会で、箱根・大涌谷周辺の火山活動による被害への支援を求めました。

 畑野氏は「噴火警戒レベルが1に引き下げられ、箱根町では、旅館、公共交通機関はおおむね平常通り営業、運行していますが、箱根・大涌谷周辺の立ち入り禁止エリアでは、観光施設が営業でき名い状況が続いています。温泉供給設備で苦労され、周辺の宿泊施設はボイラーの燃料費がかさむなど経営に苦しんでいる。風評被害の影響も受けています」と指摘。火山国・日本で、火山と共生し、地域経済が振興できるよう、国としての具体的支援を求めました。

 豊中厚志中小企業庁長官は「日本政策金融公庫セーフティーネット貸付などの融資、販路拡大支援措置などの利用を呼びかける」と答弁しました。

 畑野議員は「林幹雄経産相の所信で、観光産業育成と地域経済の活性化にとりくむ決意を述べている」として、経産省に支援強化を要求。

 林経産相は「箱根は観光業が主たる産業になっているので、その振興が地域経済活性化に直結している。国内外の観光客を増やすことが地域経済の好循環を生むカギ。関係省庁と連携して進めていく」と答えました。

 

( 「しんぶん赤旗」2016年3月9日(水) 13面首都圏のページに掲載 )