川崎 JFEスチール前で椎葉・あさか・畑野氏ら宣伝

通勤する労働者に訴える(右から)畑野、椎葉、あさかの各氏=4日、川崎市川崎区

通勤する労働者に訴える(右から)畑野、椎葉、あさかの各氏=4日、川崎市川崎区

 日本共産党の椎葉かずゆき参院比例予定候補、あさか由香神奈川選挙区予定候補、畑野君枝衆院議員は4日、JFEスチール東日本製鉄所京浜地区(川崎市川崎区)の扇島正門前で、党京浜製鉄委員会の人たちと宣伝し、労災事故の根絶を訴えました。

 同地区では1月13日、クレーン操縦室の由香が抜け、39歳の労働者が高さ約20メートル付近から転落、死亡する事故が起きました。

 同委員会は、事故再発防止のため、▽ゆとりある要員配置で作業基準書を守って作業できるようにする▽労働者のミスなどでも設備が自動停止するなど本質的な安全化をはかる-などの対策を求めています。

 畑野君枝衆院議員は、国会で事故再発防止対策の必要性を取り上げるなかで、経産省と厚労省が鉄鋼各社に、安全対策とその実施報告書を支持したと報告。

「労働者の命を守るため、引き続きみなさんの声を国会に届けます」と話しました。CIMG4464

 椎葉氏は、鉄鋼関係の業種では昨年までの6年間に63人が事故で亡くなり、今年はすでに5人が亡くなったと指摘。 「労働者の犠牲をこれ以上出してはならない」と強調しました。

 あさか氏は、父が同地域の労働者だったと語り「働く人は、モノではありません。命を守るため、利益優先ではなく安全対策を」と訴えました。

 

(「しんぶん赤旗」2016年3月5日(土曜)付け 13面・首都圏のページに掲載)