米軍倉庫爆発 原因究明を国に要請

 

防衛省と外務省に要請する畑野氏(左から4人目)椎葉氏ら=30日、衆議院第二議員会館

防衛省と外務省に要請する畑野氏(左から4人目)椎葉氏ら=30日、衆議院第二議員会館

 米陸軍相模総合補給廠(神奈川県相模原市)内で発生した倉庫の爆発事故(8月24日)について、日本共産党の畑野君枝衆院議員は30日、防衛省と外務省に要請書を提出しました。
 椎葉かずゆき参院比例予定候補、藤井克彦県議、党市議団(松永千賀子団長、5人)が同席しました。
 要請書は、米政府と米軍に対して▽倉庫で保管する物に変動がある際は市に報告し立ち入り調査を認めること▽危険物施設で保管している物の情報提供▽事故原因を公表し再発防止策を示すこと-などを要請するよう、日本政府に求めています。
 畑野氏らは、住民は危険物と隣り合わせの暮らしに大きな不安を抱いていると訴え、保管物の詳細を明らかにするよう要望。松永氏は、保管物の詳細が分からないと市の消防が駆けつけても対応できないと指摘し、「住民の命を守るため、強く(米側に)訴えてほしい」と話しました。
 応対した防衛省の担当者は「倉庫に何が保管されているのか具体的には把握していない」と回答。要請内容については米側に伝えると述べました。
 畑野氏は、住民の立場に立って、主体的に対応するよう重ねて求め、「一日も早い原因究明を」と訴えました。

防衛省と外務省に要請書を提出する藤井氏ら=30日、衆議院第二議員会館

防衛省と外務省に要請書を提出する藤井氏ら=30日、衆議院第二議員会館

(「しんぶん赤旗」2015年10月31日(土)付け 政治・総合面掲載)