米海軍厚木基地(大和市・綾瀬市)所属の原子力空母艦載機が飛行中に部品を落下させた可能性がある問題で日本共産党と平和・民主団体は8日、同基地に対し抗議しました。基地周辺の党地方議員団、平和委員会、新日本婦人の会、「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」などの代表とともに、はたの君枝元参議院議員(参院神奈川)も参加しました。

同基地の艦載機は1月28日、部品を落下させ綾瀬市の住宅の雨どいや窓ガラスを壊す事故を起こしたばかりです。参加者は連続する事故の原因究明と再発防止策の公表、それまでの同型機の飛行中止、基地撤去などを要求。「事故の危険性・重大性をどこまで深く認識し、そのための対策をおこなっているのか」とただしました。

応対した同基地の渉外部長は、「司令官以下全員、部品落下は重大なことと重々承知している。地元の方々に心配のないように運用していくよう心がける」と回答。落下場所は「確認できていない」とし、原因についても「調査はしているが特定できない」と述べました。

申し入れ書を手渡したはたの氏が1月の事故の原因究明と公開は行われているのか尋ねると、渉外部長は「原因が特定できない」と答えました。