日本共産党神奈川県委員会の田母神悟副委員長・労働組合部長らは2月28日、連合神奈川を訪れ、党が発表した「働くみなさんへのアピール」を野村芳広会長に手渡し、共同を申し入れました。

田母神氏は「賃上げと雇用安定は、デフレ不況の脱却にも役立ちます」などと述べ、「アピール」の内容を説明。「ぜひご意見をお聞かせください」と述べました。

野村会長は「連合は1%の賃上げを以前から主張しています」と述べ、労働分配率(人件費の割合)が低下し、勤労者所得も減少していると指摘。デフレ経済から脱却し、日本経済を自律的安定成長へと転換させるためにも、労働者への適切な配分は不可欠だとし、「企業にはベースアップして欲しい」と述べました。

自治体発注の公共事業や業務委託に関わる労働者の賃金水準を確保する公契約条例についても話題になり、野村会長は「県や横浜市にも働きかけている。“公契約先進県”にしようと思っている」と語りました。