映画「日本の青空」シリーズの3作目となる「渡されたバトン~さよなら原発~」の完成披露試写会が14日夜、関内ホールで開かれ、約500人が参加しました。

映画は、新潟県旧巻町(現新潟市西浦区)の住民らが住民投票を実現し、原発計画を中止に追い込んだ実話をもとにしたものです。

舞台あいさつで、池田博穂監督は、住民の話を聞き、原発建設の賛成派も反対派も被害者だと思ったと振り返り、「30年の闘いの中で悩んだ人々の思いを詰め込んだ映画です」と語りました。

主演の赤塚真人さん、政策委員長の小室皓充さん、神奈川労連の水谷正人議長もあいさつしました。

日本共産党の、はたの君枝参院神奈川選挙区予定者も参加。「原発で地域が活性化すると期待する人、お金にむらがる人。主人公役、赤塚真人さんがなかなか良い味を出しています。赤塚さんは監督とともに、関内ホールの試写会にもかけつけ、あいさつされました。数十年かけた運動で原発建設をやめさせた巻町。最も原発のことを学習した住民だ、ということをこの映画を観て納得しました。国の責任は本当に大きい。福島の原発事故とこれからの日本を考えるとき、この映画は人々に立ち上がる勇気を与えてくれるでしょう。折り鶴と主人公のシーンには、思わず涙がこぼれてしまいました。」と感想を述べました。