日本共産党の志位和夫委員長は1日、北九州市内で開かれた党演説会で、メディアから“日本未来の党との選挙協力や合流を考えないのか”との質問が寄せられたことについて、「政党同士の選挙協力は、基本的政策での一致がなければ、国民に対して無責任になります。未来の党とはこの点で大きな違いがあります」と表明しました。

志位氏は、「未来」の嘉田由紀子代表が原発再稼働を容認する発言をしたこと、松崎哲久前衆院議員が海外でのアメリカの戦争に参加する「集団的自衛権の行使」に言及したこと、東祥三前衆院議員が戦力不保持を明記した憲法9条2項の改定に言及したことを指摘。「とりわけ憲法をめぐる立場の違いは大きい。日本共産党は憲法9条を断固として守り抜きます」と強調しました。

他方、選挙後の国会では、消費税増税阻止、原発ゼロ、環太平洋連携協定(TPP)阻止、オスプレイ配備反対など「一致する課題があれば、どの政党とも“一点共闘”を行い、政治を前に動かすことを約束します」と強調し、盛んな拍手を受けました。