ベトナム侵略戦争に向かう米軍戦車の輸送を、道路上で多数の市民が座り込んで阻止した闘争(1972年)から40周年を記念するつどいが3日、横浜市内で開かれました。「ベトナム行き戦車を止めて40周年記念事業実行委員会」が主催しました。

駐日ベトナム大使館のド・バン・チュン1等書記官が出席し「戦車を止めた英雄的な戦いをされた日本人民と神奈川の皆さんに深く感謝します。私たちは平和の中で国を建設する事が出来ます。未来に向かって世界の人々と協力し相互に助け合っていきたい」と挨拶しました。

ジャーナリストの末浪靖司氏が講演し、横浜革新市政と市民が連帯して戦車を阻止した闘争が、米国政府に大きな衝撃を与え、違法性を認めさせたことを紹介しました。

末浪氏は「声をあげれば動く事に確信を持って沖縄の基地撤去のたたかい、日米安保条約破棄のたたかいで団結して筋を通して訴えていくことが大切だ」と述べました。

当時のたたかいを7人が証言しました。

日本民主青年同盟県委員会常任委員の石黒のぞみさんは、元党相模原市議の祖父が座り込みの先頭に立っていました。

石黒さんは「市民の力で戦車を実際に止める事が出来た事に元気をもらいました。私たちは基地問題のシンポに取り組み、おかしな社会の根本に安保条約があると実感しました。いま、多くの青年が『社会に直接かかわり、社会の主体者になりたい』と民青に加盟する中で、成長しています」と話しました。

日本共産党のはたの君枝衆院比例南関東ブロック予定者も参加しました。