大手化粧品メーカー資生堂の鎌倉工場で長年違法状態で働かされ、中途解雇・雇い止めされた女性7人が、同社と派遣会社アンフィイニを相手どり、地位確認などを求めている裁判の口頭弁論が2日、横浜地裁で開かれました。

裁判長が交代した為、これまでの主張を説明する更新弁論が行われました。原告側は、資生堂の代表取締役会長で解雇当時社長だった前田新造氏らの証人申請をしました。

意見陳述した原告の女性は、出勤率を理由に解雇された事について、資生堂の一方的な都合で有給に出来なかった2日間の病欠のみを理由とする解雇は納得できない、と主張。「6年間一生懸命働いてきたにもかかわらず39歳の誕生日に突然解雇された悔しさは、一生忘れることはできません」と訴えました。

原告弁護団の藤田温久弁護士は、資生堂の利益をため込む為に、解雇規制の脱法を目的として原告らの契約形態を請け負いや派遣に勝手に変え、労働者派遣法違反をしてきた、と指摘。不当な目的で生活と未来を奪われた原告らの救済を求めました。

10月2日資生堂②

裁判を傍聴した日本共産党のはたの君枝衆院比例南関東ブロック予定者は、裁判後の報告集会で紹介され、あいさつしました。