神奈川県平塚市で1日、日本共産党平塚年越派遣村実行委員会が、労働相談や炊き出しを行う年越派遣村を実施し、37人が訪れました。
路上生活者らにおにぎりや豚汁を振る舞い、「何かあれば連絡下さい」と使っていないテレフォンカードを手渡しました。派遣村は、前日にも行われており、計17人が相談。10人が4日、生活保護の集団申請などを行います。

08年末、日産自動車の下請け会社で派遣切りにあった男性(24)は、仕事がなく、2ケ月前から路上生活していました。田中幸雄党市委員長が相談に乗り、国の生活資金貸付制度に申請することになりました。男性は、「話を聞いてもらってありがたい。仕事に就いて何とかやっていきたい」と語りました。

「ホームレス生活です。ハローワークに行ってもなかなか仕事がない。持ち金は290円しかない」という男性(58)の相談に松本敏子市議らが応対。後日、生活保護を申請することになり、「今まで自民党を応援してきたが、政党で共産党は面倒見が良いなと思いました」と男性は笑みを浮かべました。

はたの君枝さん(参院神奈川)が激励に訪れ、スタッフとともに豚汁をよそい、相談者の訴えに耳を傾けました(写真)。
はたの氏は「深刻な事態が広がっています。大企業の社会的責任を果たさせる政治のリーダーシップを政府に求めていきたい」と話していました。

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生活相談の応対をする松本平塚市議(写真中央)とはたのさん(写真左)

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派遣村を訪れた人たちに豚汁をふるまうはたのさん