神奈川 はたの氏「米空母ノー」

 終戦から67年の15日、日本共産党神奈川県委員会は、はたの君枝衆議院南関東ブロック比例予定者を先頭に、観光客が訪れる桜木町駅前で宣伝しました。明石ゆきお1区、こだま俊明2区、横田英司17区予定者らが参加しました。

 はたの氏は米垂直離着陸機オスプレイ配備と低空飛行訓練、米空母艦載機による爆音被害など「アメリカ言いなり政治」の大本に日米安保条約があると告発。「安保条約をなくして日米友好条約に切り替えましょう。憲法9条を生かす日本にするためにみなさんと力を合わせます」と訴えました。

 また、「原発再稼働やめろ」「原発ゼロの日本へ」の運動が大きく広がっていることに触れながら、日本共産党も原発からの撤退に力を尽くすと表明。米海軍横須賀基地に配備されている原子力空母の原子炉事故の危険性も指摘し、原子力艦船の母港撤回を訴えました。

 ビラを受け取った男性は「夜に米軍機が飛んでうるさい。何とかしてもらいたい。野田内閣はなんでオスプレイの配備を勝手に受け入れるのか」と怒っていました。「演説が良かった」とお茶を差し入れる女性もいました。

山梨 83歳体験語る「戦争ひどい」

 「8.15を考える県民のつどい」が15日、甲府市で開かれ50人が参加しました。

 原水爆禁止山梨県協議会と山梨県平和委員会が毎年、この日に開いているもので、「平和憲法制定に思うこと」と題して、甲府市在住の三浦達郎さん(83)が戦争体験を語りました。

 三浦さんは、陸軍知覧基地で特攻機の無線受信機を機体から外す任にあたっていた5歳上の兄について「6年前82歳で亡くなるまで特攻隊の話だけは絶対しなかった。(死に向かう)隊員たちの苦しみを、よほどの思いで味わったのでしょう」と紹介。「戦争はひどいもの。軍備や戦争には限りがない。憲法擁護、核兵器廃絶に、心を新たにしたい」と話しました。

 つどいでは、原水爆禁止2012年世界大会の参加者が大会の模様や活動を報告し、男子大学生は「原爆が投下された当時を想像してみることの大切さを学ぶことができた」と語りました。