日本共産党の志位和夫委員長は18日夜、千葉県流山市で開かれた党演説会で日本改革のビジョンを語り「財界・米国いいなりの政治を断ち切れば展望が見えてきます。いま歴史的前夜に有ります。日本共産党の躍進で日本の夜明けを」と訴えました。会場は聴衆から「そうだ」「がんばれ」との声援がたびたび飛び、明るく力強い雰囲気に包まれました。

流山市を含む千葉県の東葛地域は、原発事故による放射線量が局所的に高い「ホットスポット」などと報じられてきました。志位氏が昨年行った国会質問に対して、首相は『国の責任で除染する』と答弁。「しかし」と志位氏。「一部をほじくるだけで、面の除染をせず、お金も出していない」と批判。「最後まで、国に責任を持って除染をやらせる為に力をつくします」と表明しました。

志位氏が『財界言いなり』の政治を断ち切る事で、「原発列島はもうやめて、自然エネルギー大国日本をつくろう」「原発ゼロの日本をつくろう」と訴えると、ひときわ大きな拍手がわきました。

導入時も税率を上げた時も「福祉の為」と唱えた消費税。「一つでも良くなった福祉がありますか?」。志位氏の問いかけに、会場から「ない!」の声。政府の「一体改革」が社会保障と増税の「一体改悪」である実態を具体的に告発した志位氏。「国民いじめの政治にノーの審判を下しましょう」と訴えました。聴衆は「よし」「そうだ」の大きな拍手で応えました。

5月18日流山演説会

演説会では、はたの君枝南関東ブロック比例予定者が、除染費用の国庫補助を求める地域住民との共同を紹介。「国の責任ある対応が求められている」と訴えました。

かりの満千葉7区予定者も「放射能問題の解決に向け、先頭に立って頑張りぬく」と力を込めました。