いすゞ自動車と日産自動車関連の「非正規切り」裁判の報告決起集会が15日夜開かれました。日産・いすゞ自動車争議支援共闘会議の主催で、労働者を救わない不当判決を跳ね返し、早期解決を目指して戦い続けると訴えました。これにははたの君枝南関東ブロック比例予定者も参加しました。

両原告はJМIU組合員で、2008年末から09年に雇止めされました。

いすゞ争議は東京地裁が4月の判決で原告の訴えをほぼ棄却。原告10人が東京高裁に控訴しました。日産争議は6月5日から証人尋問が始まります。

代表委員で神奈川労連の水谷正人議長はあいさつで「私たちが団結し、戦いを前進させれば局面は開ける」と呼びかけました。

連帯していすゞ藤沢工場の正社員、福島正信さんが「経験を積んだ原告の皆さんが正社員として職場に戻るのは現場の要求だ」と激励。JAL不当解雇裁判の原告は「全労働者の権利救済のために力を合わせよう」と述べました。

いすゞ原告の佐藤良則さんは「大きな世論を作り、財界・政府に反撃ののろしを上げる」と決意表明。日産原告の阿部泰さんは「一丸となってこの裁判を勝ち抜く」と語りました。

いすゞ争議は、不当判決の報告決起集会を栃木工場がある栃木県内など各地で開く予定。東京高裁に徹底審議を求める署名活動を始めます。日産争議では、原告らの闘いが描かれたブックレットを普及し、世論を広げるとしています。