はるか 眉間にシワを寄せて、タブレットで何見ているの?
みどり 内閣府の民間資金等活用事業推進室の「PPP/PFI推進アクションプラン」だよ。公共施設などの維持管理や運営を民間に委託することを推奨している。
企業のもうけに
はるか PPPもPFIも「官民連携」などと呼ばれているけど、本質は民間企業が公共部門でもうけをあげるための民営化だよね。
みどり なかでも今狙われているのが水なんだ。アクションプランに盛り込まれた「ウオーターPPP」では、民営化のレベルを段階的に引き上げていくことを自治体に強要しようとしている。
はるか この資料に出てくる「レベル3・5」とか「レベル4」とかのことかな?
みどり そう。施設の維持管理と更新工事などを委託するレベル3・5の民営化を受け入れると、10年後には「原則」としてレベル4に進まなければならないことになっている。レベル4では施設の運営権や利用料金の収受まで委託することになる。
はるか なんかヤバそうな話だね。
補助金外す脅し
みどり しかも、レベル3・5の民営化を実施しない自治体には、施設の更新工事への国の補助金を出さないことまで決めている。
はるか ひどい。いま国会で議論されている下水道法改定案も関係しているのかな。
みどり 国は表向き埼玉県八潮市での道路陥没事故を受けたものだと言っていた。でも日本共産党の畑野君枝衆院議員が国会で追及したら、国は「水の官民連携(ウオーターPPP)」が含まれると初めて明言したんだ。さらに、都道府県が広域連携推進計画を策定する制度の創設も盛り込まれている。
はるか 市区町村に水道の広域化を押し付けようとしてきたけれど、思うように進んでこなかったので都道府県に計画をつくらせ強引に進めようとしているんだね。
みどり 水道の広域化は民営化とも密接にかかわっている。下水道法改悪は許さない、自治を守ろうという声をそれぞれの地元からあげていくことが大事だよ。
はるか 自分の住む自治体の水道事業がどうなっているか、チェックしないと!
(しんぶん赤旗2026年6月17日【スポーツ】)