はたの君枝氏が参議院議員当時の実績
はたの君枝氏が1998年に参議院議員に初当選以来、6年間、神奈川県民のみなさんはもとより、全国の運動や切実な声にこたえ、当時の自民党政治のもとでも、教育、くらし、平和の問題など数多くの実績をあげ、政治を前に動かす力を発揮してきました。ふたたび国政で政治をもっと前に動かす大きな仕事をしてもらいましょう。
☆「30人学級といえば、はたのさん」
教師の経験をいかし、参議院議員当選後の初質問以来、6人の文部科学大臣に質問、「国が真剣にとりくむべき」とくりかえし実現を求めました。市や町が独自に実施させることを認めさせました。それが力になり、30人学級、少人数学級が神奈川をはじめ全国にひろがりました。
☆小児医療費助成、少子化対策で前進
子どもの医療費を自治体まかせにしないで、国の制度として小学校入学前まで無料にするよう要求し、法案を参議院に何度も提出。子どもの医療費無料化を求める国会「決議」などを実現。また、出産・育児に国の補助を求める衆参両院で初の「少子化対策推進の決議」でも、案文作成などで力を発揮しました。
☆「勉強したい」の声にこたえ制度創設に
リストラなどで親の失業による高校中退が激増しているなかで、はたの氏は、「家計急変での応急採用には成績要件をはずすべき」と奨学金制度拡充を要求。これが「緊急採用奨学金制度」創設につながり、そのさいに学力基準に「勉学意欲があるもの」という一歩進んだ条件がもりこまれました。
☆爆音とクーラー
厚木基地周辺では、夏場、冷房設備のない高校は、米軍機の爆音のために窓をしめきり勉強せざるをえませんでした。はたの氏は、「生徒が勉強できる環境を」と要求。国が、厚木基地周辺の県立高校の空調設置維持費の三分の二を助成することになりました。
☆不登校児は在籍者
1年以上当該学校に通学しない児童は教職員定数の算定上、「在籍者としないこと」という教育助成局長「通知」にたいし、はたの氏は「人権問題だ」と削除を要求。その後、不登校児を在籍者として数えるよう改善させました。
☆先生のサービス残業はダメ
公立学校教員にも「サービス残業は根絶」という厚生労働省通達が「適用」されることになりました。老朽化校舎、トイレなどの施設改善、地震防災対策事業の推進などでも政治を前に動かしました。
☆原子力艦船の放射能漏れ事故対策、国の防災計画に盛り込ませる
横須賀に寄港する米軍の原子力艦船の事故問題で、はたの氏は国の対策強化を追及。科学技術庁長官が「万が一事故が起きた際の対応を自治体と協議したい」と答弁。それまで「原子力艦船は安全」一辺倒だった国に、「万が一の事故」を言明させたのは、はたの君枝氏です。
当時、横須賀市も「前向きの考え方」と注目。その後、国の防災基本計画原子力安全対策編に、原子力艦船の災害対策が追加され、その後、横須賀市では、これにもとづく防災訓練がおこなわれています。
☆サービス残業の「根絶通達」につなげる
はたの氏は、ただ働きの「サービス残業」を国会でとりあげるだけでなく、職場のみなさんと厚労省と交渉、労働基準監督署に是正を求めてきました。
また、サービス残業一掃のための是正指導、法的規制強化を要求する質問主意書も出しています。
くわえて、はたの氏をはじめ、240回をこえる日本共産党議員の国会質問が力になり、厚労省に「サービス残業根絶」の通達を出させました。その後、「サービス残業」をしていた会社がつぎつぎと、未払い残業代を支払うようになっています。
☆高齢者の高額医療費還付問題で追及
高齢者に払い戻されるべき高額医療費が120万件・68億円(02年10月~03年3月分)も返されていない問題を初めて明らかにし、高齢者に痛みをおしつける「制度そのものに問題がある」と質問。首相に「申請手続きの面でわかりやすい方法をよく検討したい」と約束させました。医療関係団体から注目されました。
☆鳥インフルエンザ対策を要求
鳥インフルエンザ問題が起きたとき、はたの氏は、被害拡大を防げなかった政府の責任を指摘、早期通報、防疫体制の強化、農家への被害補償を求めました。首相が「ご指摘の反省を踏まえ今後どういう対策が必要か研究している」と答弁。その後、政府は、被害補償措置の制度化、感染防止対策、自治体への財政支援などをすすめたのです。