“安倍暴走”止め暮らし守る

保育士、教師…経歴も経験も多彩

国会でも地方議会でも女性議員が少ない日本で“女性議員”問題に関心が高まっています。総選挙の結果、日本共産党は衆参で女性議員が10人となり女性の比率で31・3%、第1党となりました。女性地方議員数が957人(3月11日現在)で1971年以来、もっとも多い政党です。女性の活躍する党に注目です。 (党女性委員会)


「女性が最も結集」仏メディアが報道

 総選挙での日本共産党の躍進は世界でも注目されました。フランスのウェブ新聞「スラート」は、「政治生活への女性の進出」の先頭に立ち、「日本で最も古い全国政党で、女性が最も結集している党」として報じました。

 新しい国会では、リニア新幹線問題、待機児童解決、性的マイノリティー問題など、多彩で切実なテーマを次々取り上げ、新議員の奮闘が輝いています。

 女性の政治参加は草の根からの女性地方議員の活躍によって広がってきました。今回の道府県議選の全女性立候補者数379人中日本共産党は128人で、3人に1人です。党候補者(275人)の46・5%が女性です。

 もっとも若い候補は入党2年9カ月、27歳の、しもおく奈歩さん(愛知県豊橋市区)。一方、京都府木津川市・相楽郡区の松田たかえさんは町議4期、副議長も経験した73歳です。

 日本共産党は、党躍進のなかで女性議員をふやしてきた歴史をさらに刻んでいるところです。

国民の苦難軽減を活動の原点として

 党の女性議員・候補者は看護師や教師、保育士、さらに青年運動や女性運動、市民運動の経験をもった人たちです。

 それぞれの経験・体験を政治変革の熱いエネルギーとし、「いのち子育て最優先の市政へ」「格差と貧困を許さない」などを掲げ、子ども医療費無料化や認可保育所増設、国保料負担の軽減、雇用確保など、要求実現の先頭に立っています。

 また、多くの女性たちが強い不安を抱いている安倍政権の「戦争する国」づくりを党躍進でストップさせようと全力をあげています。「国民の苦難軽減」のための活動を原点とし、女性・国民の怒りと喜びを共有し日々活動している日本共産党の女性議員。党議員は女性も男性も“暮らしの願いを議会に”と生活相談活動や要求実現のために献身しています。

政策でも活動でも女性に魅力ある党

 日本共産党の党員30万人のうち女性は14万4000人(47・2%、2014年10月)です。昨年1月の党大会後の入党者の52%が女性です。原発事故・震災による被災地の苦しみや、職場の差別・不当な扱いを受けるなかで「人間らしく生きたい、暮らしたい」と声をあげ、党に出合っています。安倍政権の暴走をくいとめたいと、たたかう党の一員となっています。

 日本共産党員は日本の政治の根源にある「アメリカいいなり」「財界中心」の異常なゆがみを正し、「国民こそ主人公」の日本をつくりたいという共通の志をもち、活動しています。とくに党綱領に日本社会を民主的に変革していく大事なテーマとして男女の平等や女性の地位向上を掲げています。その実現は党を挙げた課題です。「女性の独立した人格を尊重し、女性の社会的、法的な地位を高める」(綱領)課題も、日常の活動や女性政策の具体化に貫かれています。女性党員は地域・職場でも、議会の活動でも、“政治に参加”し、「日本の政治を変える政治家」の一員です。

2015年4月8日(水)付け「しんぶん赤旗」より

 

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写真提供:しんぶん赤旗
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