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安心して託せる党は――政党らしい政党 日本共産党

2012年11月30日

5日で消えた新党もあれば、4カ月続いたものの一夜で解党を決定する政党もある―。「選挙目当ての離合集散」「政党渡り歩き」に、有権者置き去りの批判も強まっています。今度の総選挙では、何を言っているかだけではなく、どういう政党なのか、安心して託せる政党かどうかが問われています。「政党らしい政党」を見分ける試金石は―。

1 ビジョン 日本の前途開く綱領をもつ

  「党綱領は政党の『憲法』ともいうべきものであり、綱領なき政党は基軸がないに等しい」(岩井奉信日大教授、『エコノミスト』10年12月14日号)といわれます。

30日規約23大会  30日23大会

日本共産党は、しっかりした「基軸」となり、日本の前途を開く綱領を持っている政党です。

経済提言や原発ゼロ提言、尖閣提言、外交ビジョン、震災・災害政策の転換―日本が解決を迫られているどの問題でも、改革の方向を打ち出しています。それができるのも国民が主人公の新しい日本をつくるビジョン(展望)をもつ綱領をもっているからです。

「結党時は…分裂する恐れがあり、議論をつめることができなかった」(民主党結党当時の事務局長)という民主党はいまだに綱領を持っていません。「党の共通の政治目標がないために、沖縄問題のような日本政治の大問題に右往左往した」(評論家の森田実氏)といわれました。今、作ろうとしていますが、作る前に党が解体しはじめています。

自民党は野党転落時に新綱領を作りましたが、「日本らしい日本」といった抽象的な目標を掲げるだけで、具体的なのは、「新憲法の制定」と社会保障否定の「自助自立」だけです。

解散前後から離合集散を繰り返す新党は「綱領以前の状態」です。

日本維新の会は、「維新八策」が綱領といっていましたが、太陽の党との合流合意と食い違いが指摘されています。

特定の政策だけで党を解体・合流する動きもありますが、選挙のたびに党を解体・合流しなければならなくなります。

経済や外交など、日本の進路についてまとめたビジョンと、その基本となる綱領をもっていてこそ、国民に責任を持つまともな政党といえます。

証言 改革ビジョンへの反響 王道を走っている

「(社会保障充実と財政危機打開の提言を)経営者は必読する必要がある。つまらない駆け引きや己のためのたたかいをせず、『王道』」を走っているのは共産党だけではないでしょうか」(日本商工連盟大阪地区代表世話人・小池俊二さん、本紙インタビュー、3月23日付)

異彩を放つ動き

「民主党も自民党も『領土問題は存在しない』の一点張り…結局はなすすべなく手をこまぬいているだけである。それに引き換え、この間、異彩を放ったのは共産党の志位和夫委員長の動きである」「民主党と自民党が遠吠(ぼ)えしている間、共産党は(中国大使に申し入れ)外交交渉に乗り出した形だ」(早野透桜美林大学教授、元朝日新聞コラムニスト、朝日新聞デジタル「新ポリティカにっぽん」10月3日号)

2 逆流と対決 平和と民主主義守る

「右傾化への重大な変化の真っただ中」。米有力紙ワシントン・ポスト(9月21日付電子版)はいまの日本をこう論評しました。

30日大阪のたたかい

民主党が自民党とうり二つとなり、自民党がいっそうの反動化を強め、維新の会が逆流の「突撃隊」の役割をはたしています。

維新の会は、「命がけで憲法を破る」と公言する石原慎太郎前東京都知事と、全職員に「思想調査」を強要した橋下徹大阪市長が手を組みました。2人とも「核兵器に関するシミュレーションぐらいはやったらいい」(石原氏)「核兵器廃絶は無理」(橋下氏)と、“核兵器大好き”政党です。

こうした平和と憲法、民主主義を壊す危険な逆流に対してきっぱり対決する政党が求められています。しかし、多くの党はこの危険な動きにこびへつらい、連携を探るばかり。公明党は批判するどころか、大阪など6選挙区で維新と選挙協力しています。他党に先駆けて橋下府・市政、石原都政とたたかってきた日本共産党こそ一番頼りになる存在です。

大阪市長選では、「反独裁」の市民の共同の先頭に立ちました。橋下市長による市職員「思想調査」では、共産党と「赤旗のキャンペーン」で「ついにアンケートデータの廃棄へ追い込んだ」(月刊『宝島』6月号)と報じられました。

都政に対しても、「日の丸・君が代」強制には、「民主主義国家にあってはならない」と追及。乱脈と都政私物化では、「追及する赤旗に石原慎太郎が『白旗』?」(『週刊朝日』07年2月23日号)と報じられました。

不当なものには不屈にたたかい抜いてきた日本共産党だからこそ、逆流を許さないよりどころになることができます。

証言 橋下氏と対決、共産党だけ

自民党 野中広務元幹事長 「(大阪市長選で)ビラまいてやっとったのは共産党くらいで、そういうことで動いている団体というのは私、見たことがない」(2011年に放映されたTBS番組「時事放談」で)

3 組織力 草の根の力は断然1位

離合集散を繰り返す勢力に共通しているのは、国民に根を持たない「浮き草」のような存在だということです。政策そっちのけで合従連衡に明け暮れるのもそのためです。片山善博元総務相は「党員もない政党がぞろぞろ出てきて、議員の仲間内のグループみたいなのがどんどんできている。政治的にはまずい国です」(28日)と述べています。

30日共産党グラフで

日本共産党は全国約31万8000人の党員、2万の支部、130万人もの「赤旗」読者、2700人を超える地方議員が草の根で国民と結びつき、「国民の苦難あるところに共産党あり」の精神で、国民の利益を守るために昼夜を分かたぬ活動を展開しています。

「共産党は力が小さい」との声があります。たしかに国会議員は衆院9人、参院6人と少ないですが、草の根の力はダントツ1位なのです。小選挙区の候補者擁立でも第1位です。

東日本大震災では、この全国ネットワークの力で物資の供給やボランティアの派遣など、救援活動に力を発揮しました。「原発なくせ」の運動でも、1970年代から横暴な原発建設とたたかい、福島事故後も全国各地で党派を超えて力を合わせて活動し、国民の過半数が「原発ゼロ」を願う変化を作り出してきました。

財政も、憲法違反の政党助成金も企業・団体献金も受け取らず、国民に依拠して自前でまかなっています。これも政党助成金や企業・団体献金頼みの各党とは違います。だからこそ、財界・大企業にもきっぱりとものが言えます。

政党助成金の総額は17年間で約5500億円(年間320億円)。各政党が分け取りしました。日本共産党が受け取りを拒否し返上してきた分は350億円以上に達します。

証言 政党らしい政党は日本共産党だけ

日本には共産党などを除くと政党らしい政党は事実上ない。政党には党員がいて、党員たちの願いをかなえるための政策があり、その政策を実現するために候補者を選定して当選させる。議会でそうした候補者が多数派を形成して権力を握り、政策を実現させていく。(片山善博慶応義塾大教授、元総務相、『中央公論』9月号)

「自前で組織」は共産党

「自前で組織を」と政党助成金を拒否している共産党はまさにそういう組織論を主張している。(島田敏男NHK解説委員、NHK「日曜討論」7月15日)

敵ながらあっぱれ

日本(の政党)で地方組織をしっかりし、どこへいってもそれなりのレベルの地方議員をもっているのはそう多くない。共産党というのは、そこは敵ながらあっぱれで、それなりのレベルの地方議員を持っている。(谷垣禎一前自民党総裁、8月31日の会合で)

4 歴史 筋を通して1世紀

新しい党が次々とつくられては消えていくなかで、安心して一票を託すことができる歴史を持った政党はどこなのかが問われています。

30日多喜二

日本共産党は、1922年に創立して以来90年、1世紀近い歴史によって試された「筋を通す」政党です。昨日今日できた政党、明日はどうなるかわからない政党とは違います。

戦前は、暗黒政治と侵略戦争、植民地支配に反対し、小林多喜二など多くの先輩が命を落としました。しかし、日本共産党が掲げた国民主権と反戦平和の主張は、戦後の憲法原則となって実りました。日本共産党の公約が大きく実現したことは、歴史の判定でも明らかです。

戦後も、旧ソ連、中国・毛沢東派による無法な干渉をはね返し、「社会主義」を看板にした覇権主義に反対を貫いた自主独立の党です。「自民党型政治」と60年間正面から対決しつづけ、国民の利益を守るために行動してきた党です。

これに対し、公約を簡単に投げ捨て、歴史に責任を負わない政党が多すぎます。民主、自民、社民党などの前身の政党は、自ら解党して「大政翼賛会」に合流し、侵略戦争を推進しました。ところが戦後も反省がなく、自民党・安倍晋三総裁や「維新」の石原氏、橋下氏らは、侵略戦争を美化する先頭に立っています。これではアジアでも世界でも孤立するばかりです。

自民党、公明党はアメリカいいなり、財界中心の古い政治にも無反省で政権奪還を叫んでいます。

歴史で試された「政党らしい政党」、日本共産党だからこそ、21世紀の日本の未来を安心して託すことができます。

証言

評論家・鶴見俊輔氏…「すべての陣営が、大勢に順応して、右に左に移動してあるく中で、日本共産党だけは、創立以来、動かぬ一点を守りつづけてきた。それは北斗七星のように、それを見ることによって、自分がどのていど時勢に流されたか…を計る尺度として…用いられてきた」(『現代日本の思想』)

日本海軍の「最後の海軍大将」・井上成美(しげよし)氏…「いまでも悔まれるのは、共産党を治安維持法で押えつけたことだ。いまのように自由にしておくべきではなかったか。そうすれば戦争が起きなかったのではあるまいか」(『井上成美』伝記刊行会編)

「読売」特別編集委員・橋本五郎氏…「それにしても、日本共産党に対するソ連、中国からの干渉の激しさには改めて驚いてしまう。著者が強調してやまない『大国主義』『覇権主義』によるものだろう。日本共産党をどう評価するかは別にして、その圧力に徹底的に抗しながら、『自主独立路線』を貫いてきたことは十分評価すべきだろう」(「読売」11年5月8日付『不破哲三 時代の証言』書評)