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75万都市のど真ん中 野戦病院演習ダメ 相模原 米軍に住民が中止要請

2012年8月17日

在日米陸軍が、神奈川県相模原市の相模補給廠で17日から野戦病院演習「メディクス2012」を行うとしている問題で、キャンプ座間周辺市民連絡会の人達は16日、同基地前で、在日米陸軍のマイケル・ハリソン司令官あてて、演習の即時中止を要請しました。

 要請には約30人が参加しました。日本共産党のはたの君枝衆院南関東ブロック比例予定者、いのまたゆり衆院神奈川14区予定者、相模原市議団も駆けつけました。

 いのまた氏が要請文を読み上げ、基地担当者に手渡しました。

 いのまた氏は、米軍が演習の想定や使用する資機材・車両についての具体的内容を明らかにしないまま、「市民生活への影響はない」と回答していることを批判。「演習は、軍事的目的と想定に基づく『軍事演習』であり、75万人の政令指定都市のど真ん中で行うことなど、到底認められません」と訴えました。

 その後参加者は、大型車両が途切れず行き交う基地に向かって「軍事演習はやめろ」「メディックス反対」「基地は早期に全面返還しろ」などと声を合わせました。

アジアへの出撃視野に(赤旗8月17日付から転載しました)

 米陸軍が相模総合補給廠で12年ぶりに実施するメディックス2012は、米軍が戦略上の重点をイラク・アフガンから「アジア」に移している現状を強く反映しています。

 メディックスは戦争地域で使用するテントや医療機器を実際に使い、野戦病院を設営・運用する演習で、予備役・第325戦闘支援病院の200人が参加します。

 戦闘支援病院は、米陸軍が進めた身軽で機動性・即応性・柔軟性の高い部隊への再編に適合する野戦病院として編成。キャンプ座間の第1軍団前方司令部など海外へ展開する司令部の指揮下に組み込まれます。

 2006年11月に発足した第325戦闘支援病院は、イラクに派遣され、現在も部隊の一部はクウェートに展開する最後の衛生舞台として11月まで駐留する予定です。

 演習は、ハワイの陸軍第18衛生コマンドの指導のもとに実施。資機材は、在韓米陸軍向けに相模総合補給廠に保管している陸軍事前集積備蓄を使用します。

 同コマンドの広報紙『ザ・シールド』1月5日号は今回の演習について「太平洋地域で最大規模の演習、ウルチ・フリーダム・ガーディアンと共同で実施」、「太平洋地域内の全域にまたがるわれわれの兵站部門の継続的な能力を示すことになる」と述べています。今回の演習は、米軍が日本をアジアへの出撃拠点として強化しようとしていることと深く関わっています。