アクション 

米空母艦載機が訓練強行 党・平和団体など抗議

2012年5月23日

日本共産党神奈川県委員会と県内10市町議団、相模原市と座間市の平和委員会、「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」の代表は22日、米海軍厚木基地を訪れ、米原子力空母艦載機のFA18E戦闘攻撃機などの離着陸訓練を中止するよう要請しました。

5月22日厚木基地抗議

訓練は、同日午前9時から始まりました。在日米軍は同日、防衛省を通じて関係自治体に訓練実施を通知。24日までの3日間、午前9時から午後10時に行うとしています。

米原子力空母は定期整備中で、21日に米海軍横須賀基地を出港する予定でしたが急きょ出港を中止しました。

要請では厚木基地広報部長が応対。空母に不具合が生じた為、改めて艦載機の訓練が必要になったと説明しました。

はたの君枝南関東ブロック比例予定者は、仕事上、日中に睡眠を取らなければならない周辺住民らが「寝られない」と訴えている事を伝えました。

これとは別にこの問題で神奈川県の黒岩祐治県知事と綾瀬市の笠間城治郎市長は同日、それぞれ南関東防衛局に申し入れました。黒岩知事は「極めて遺憾である」「容認できない」と指摘しました。笠間市長は同基地を訪問し訓練の中止を求めました。

 

米軍機爆音 苦情広がる 田村議員ら厚木基地を視察

同基地周辺では、F18戦闘攻撃機が繰り返し離着陸し、爆音に通行人が耳を手でむふさいでいました。

5月23日NLP田村視察

綾瀬市では同日午後8時の時点で、爆音の最大値は114.9デシベルを記録し、同市には約440件の苦情が寄せられました。

田村氏らは同市役所も訪問。基地対策課の森田課長は「これは異常です。日中はすごかった。苦情も今までにない数だ」と話し、田村氏に周辺地域の騒音と危険性を考えてもらいたいと訴えました。

大和市では午後7時時点で115.9デシベルを記録。「授業が聞こえない」「赤ちゃんが泣く」「我慢の限界だ」など285件の苦情がありました。

夜間離着陸訓練は07年5月以降行われておらず5年ぶり。22日は午後9時9分まで行われました。23日は午前9時9分から開始されました。

田村氏は「人家、主要道路、鉄道の上を戦闘機が低空飛行する異常さを感じた。許せない」と述べています。

 

前夜に通知メール1通 終了時間も相違

空母艦載機の離着陸訓練について、米軍からの訓練通知が21日午後9時ごろのメール1通だけでしか行われていなかった事が24日、わかりました。日本共産党の田村智子参議院議員が防衛省に事実関係を確認し、判明しました。

5月24日防衛省レク

田村氏はまた、訓練の終了時間について、在日米海軍は午後10時、日本側は同8時と通知資料に相違があると指摘。応対した防衛省の平松央防衛事務官は、同省に来たメール添付書類では午後8時だったと説明しました。

田村氏は「これは厳重に抗議すべきではないか。あまりにひどい」と厳しく批判し、事実確認を求めました。

抗議が相次いでいる爆音について平松氏は、22日と23日に、周辺住民への配慮を要請したと説明しました。

田村氏は、朝9時頃から夜9時過ぎまで絶え間なく爆音がとどろいており「周辺自治体・住民に配慮したとは到底思えない」と批判。GWの出港予定が未定の中、同基地での訓練が再開されないよう対応を要求しました。

同席した石井洋二党神奈川県国政事務所所長は、外務省の玉浦周課長補佐に対して、GWの出港中止理由について様々な憶測と不安が広がっていると述べ、詳細の確認と公表を求めました。